The Miracles / ザ・ミラクルズ

The Miracles / ザ・ミラクルズ
Biography

ザ・ミラクルズ(The Miracles)は、モータウン・レコードの1960年代から活躍したヴォーカル・グループ。リード・ヴォーカルのスモーキー・ロビンソンを中心に数多くのヒット曲を飛ばした。

1955年にスモーキー・ロビンソンが、ハイスクールの友人らとミラクルズの前身となる「マタドールズ」というコーラス・グループを結成する。やがてスモーキーは後に作曲家のベリー・ゴーディー・ジュニアの目に留まり、ザ・ミラクルズは1959年にゴーディーが設立したタムラ=モータウン・レコードの契約アーティスト第1号となった。1960年、スモーキーとゴーディーが共作した「ショップ・アラウンド」がR&Bチャートの1位に輝く。1962年末に発表された「ユーヴ・リアリー・ゴット・ア・ホールド・オン・ミー」もR&Bチャート1位を獲得し、この曲はビートルズにもカヴァーされた。
スモーキーはミラクルズでの歌手活動だけでなく、作曲家としてもテンプテーションズ、フォー・トップス、マーヴィン・ゲイら所属アーティストに多くの楽曲を提供、1961年からは副社長の肩書きを得てゴーディーと二人三脚でモータウンをもり立てていく。その詞曲のクオリティーの高さは、ボブ・ディランがスモーキーを「現代アメリカ最高の詩人」と評したほどであった。
1965年6月発売の「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」がヒット。同年11月発売のアルバム『Going to a Go-Go』からグループ名を「スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ」に変更。12月にシングルカットした「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」は後にローリング・ストーンズにカヴァーされた。[1967年]]発表の「ティアーズ・オブ・ア・クラウン」は1970年に再ヒットし、ついに初の全米チャート1位の完全制覇を成し遂げた。

The Miracles / ザ・ミラクルズのアルバム

Hi… We’re The Miracles (1961)
Cookin’ with the Miracles (1961)
I’ll Try Something New (1962)
The Fabulous Miracles (1963)
The Miracles Recorded Live on Stage
The Miracles Doin’ Mickey’s Monkey (1963)
I Like It Like That (1964)

Smokey Robinson & the Miracles / スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズのアルバム

Going to a Go-Go (1965)
Away We a Go-Go (1966)
Make It Happen (1967) (Reissued in 1970 as The Tears of a Clown)
Special Occasion (1968)
Time Out for Smokey Robinson & The Miracles (1969)
Four in Blue (1969)
Smokey Robinson & the Miracles LIVE!
What Love Has…Joined Together (1970)
A Pocket Full of Miracles (1970)
One Dozen Roses (1971)
Flying High Together (1972)
Smokey Robinson & The Miracles: 1957–1972