この『The Essential Collection』のタミー・テレルは、マーヴィン・ゲイと永遠のパートナーとなるはずだった。60年代、彼らは素晴らしいデュエット曲を出し続け、アメリカのカップルの象徴となっていた。だが二人のデュエットは、1970年にタミーが脳腫瘍で死亡したことにより、突然悲劇的に終わってしまった。しかし、モータウンの素晴らしい技術により、あまり知られていないが高い評価を受けている、彼女のソロを集めたアルバムが実現された。モータウンと契約した1965年、テレルはまだ20歳だった。当時はSpecter/Wandに所属し、あまり評判の良くないJames Brown Revueと活動し苦労していた。Hitsvilleに移ったタミーは、作詞家兼プロデューサーのHarvey FuquaとJohnny Bristolと出会った。ここでは良い音楽を作り、シングルもいくつかヒットし、『Irresistible』という名曲も残した。 このアルバムには上記の曲はすべて収録され、その他B面収録の珍しい作品、マーヴィンとのデュエットも含まれている。ミッドテンポの『Come On and See Me』は特に素晴らしく、またアイズレーの名曲『This Old Heart of Mine』と『Lone, Lonely Town』はタミーの遊び心が溢れている。いずれも、これまでモータウンで眠っていた貴重なものである。
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Terrell ‘s distinctive voice was silenced all too quickly in her short life. this disc incorporates her only solo album ‘Irresistable’, which has been out of print for many years. Includes her solo hits ‘I Can’t Believe You Love Me’, ‘Come on and See Me’ and her take on the Isley’s ‘This Old Heart of Mine’. ‘Ain’t No Mountain High Enough’ is the only duet with Marvin Gaye included here, as the spotlight of this disc is on Terrell.