70年代の後半、コモドアーズで大成功したライオネル・リッチーは、80年代最大のスターのひとりへと急成長するが、その後どうしたわけかミュージック・ビジネスから10年近く姿を消してしまった。20トラックを収めたアンソロジーのうち、14トラックがチャートのトップを飾ったもの。スモーキー・ロビンソン、マーヴィン・ゲイらモータウン派にルーツを持つコモドアーズから、クロスオーヴァーなバラードのパイオニアへと転身したリッチーが、驚くべき成功を収めたことを証明するには充分な数だ。リッチーは頑固なまでに通りの中央へと放浪を続けたが、結局彼の歩んだ黄色い道は黄金の道にほかならなかったのだ。このコレクションは、リッチーがコモドアーズ時代にトントン拍子の成功を収め、やがてバラードや軽いパーティー音楽の歌い手へと華麗な変身を遂げ、80年代の比類ないシンボルとなっていく過程を追い、また、90年代後半に再浮上してからの姿についても触れている。新たに録音されたエンリケ・イグレシアスとのデュエット曲「To Love a Woman」を聴けば、イグレシアスの大先輩であるリッチーの声が衰えを見せていないことが分かる。衰えるどころか、今までになく暖かくソウルフルな声になっているのだ。(Jerry McCulley, Amazon.com)
・ amazon music : Definitive Collection : Lionel Richie (2003)
・ Spotify : Definitive Collection : Lionel Richie (2003)
ディスク:1
1. Hello
2. Just to Be Close to You [Single Version]
3. Running With the Night [Single Version]
4. Three Times a Lady [Single Version]
5. Still [Single Version]
6. All Night Long (All Night) [Single Version]
7. Endless Love {From Endless Love}
8. Truly
9. Penny Lover [Single Version]
10. You Are
11. Sail On [Single Version]
12. Stuck on You
13. Say You, Say Me
14. Dancing on the Ceiling
15. Do It to Me [Single Version]
16. Ballerina Girl
17. Angel [Single Version]
18. To Love a Woman
19. Goodbye
20. Goodbye